マンセル値について質問です。 調色したい色のマンセル値を見れ | 知恵袋のような質問・口コミ投稿サイトなら外壁塗装の知恵ノート

質問への回答一覧1件

• 

  蟹江さん
  2020/08/29 00:22:31

  2

  現在の日塗工番号はマンセル値をベースにしたものですので
  色と数値の関係を完全に頭に入れておけば大まかな色の見当は付く
  でしょう。
  調色を生業としている方であれば大まかな色の見当が付けば大体必要な
  色も想像付くでしょう。
  
  日塗工番号とマンセル値の関係につきましては日塗工見本帳の中に
  「色票番号の見方」というページがありますのでそちらをご参照下さい。
  
  マンセル値というものは色の定規のような物だと考えております。
  例えば10cm刻みの目盛りしかない定規があるとします。
  10cm刻みの目盛りしかない定規で例えば正確な7cmの長さや3mmの
  長さを正確に測ることはできません。
  しかしその間には確かに1mmや0.1mmという長さも存在しています。
  
  同様に色と色の間にも無限に中間の色という物が存在していますが
  マンセル値は2.5Y、5Y、7.5Y、10Yというように基本的に2.5刻みで
  色相区分をしています。明度、彩度も同様で、これが定規の目盛りです。
  しかし、実際にはその間には3.0Yも3.5Yも3.52Yも存在している訳で
  その中間的な色を示す微妙な色は無限に存在しています。
  その無限にある数値を全て色で表現することは不可能ですので
  その微妙な色のマンセル値を目盛りの無い定規（人の勘や想像）で
  調色するということには大変大きな誤差が生じます。
  
  仮にマンセル値で発注した場合、日塗工の見本帳内に同じマンセル値が
  載っていれば、そのマンセル値に該当する日塗工番号で調色することに
  なりますが、日塗工の見本帳にも乗っていないような微妙なマンセル値で
  基準色となる色見本も無い場合は、メーカー一任となりますので
  仕上がった色が元色と全然違うということが起こりえますし、そのことで
  文句も言えません。
  ですので基本的にマンセル値での調色というものは受け付けないことに
  なっています。
  
  マンセル値は大体の色をイメージするための数値程度にお考え下さい。