外壁塗装の塗り残しを見逃すな!押さえておくべきポイント解説!

この記事の監修者

佐伯 明彦 (株式会社ソラ SOLA)

所有資格外壁診断士

外壁施工において構造性能や耐火耐久性能など外壁塗装をお考えの方に対して アドバイスをおこなっております。


外壁塗装をしたあと、ふと塗り残しのようなものを発見したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、それが本当に塗り残しなのか、判断することは非常に難しいことです。
業者に確認して塗り残しではなかった場合、気まずい思いをしてしまうかもと考えてしまう方もいるでしょう。
だからといって、そのままにしておくのも心配になることだと思います。

この記事では、そんな塗り残しのようなものを発見した場合の判別方法や対応方法について説明していきたいと思います。

参考になることが見つかると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

塗り残しなの?どうなの?塗り残し判別方法

外壁塗装の塗り残しには、判別できるものとしにくいものがあります。

一部が明らかに色が違う、指定していた色と違う部分があるといった場合は、確実に塗り残しです。

外壁塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りをします。
中塗りのあとに上塗りをするときは、基本的に同じ色の塗料を使いますが、中塗りと上塗りの色を少し変える方法を採用している業者もあります。

その場合、塗り残しがあったら色が少し異なるため、判別しやすいです。

とはいえ本当に塗り残しなのか迷う場合もあると思います。
少しでも自信を持って判別できるよう、塗り残しが多い箇所を紹介します。

目につきにくい場所は塗り残しが多い

目につきにくい場所は、塗り残しが多いといわれています。
例えば、室外機の裏、ガスメーター、樋などです。

このような場所は、塗り忘れられていないかチェックすることをおすすめします。

室外機など一旦撤去して塗装してもらうことがベストなのですが、固定されており撤去できない場合もあるので、業者と相談するようにしましょう。

●クリア塗料(無色透明)
外壁塗装で使用される塗料の中に、クリア塗料という無色透明の塗料があります。
外壁の状態がまだまだ綺麗で、その状態を長持ちさせたいときにコーティングの役割として塗装されることが多いです。

クリア塗料は無色透明なため塗装職人でも見逃してしまうことがあります。

仕方がなく塗り残しになっている場合

塗り残しの中には、仕方がなく塗り残しになっているものもあります。

例としては、
●塗装場所の前に障害物が固定されており、どうしても移動させることができない。
●物置など、動かすことで状態が悪くなるかもしれないものがあった。
●撤去はできるけど、別途で費用がかかる。

などの状況によって、塗装ができなかった可能性もあります。
これらの場合、基本的に業者から事情説明があります。

塗り残しを発見したときの対応方法

施工中、工事完了後すぐに発見した場合

塗り残しなどの不備を見つけた場合、すぐに業者に連絡をするようにしましょう。

塗り残しの多くは、人為的なミスなので、ほぼ間違いなく補修してくれると思います。
支払いや工事完了後に不備を発見した場合も、まずは業者に相談しましょう。

工事完了後などに不備がないように、まだ足場がある状態で業者とともに仕上がりのチェックをすることをおすすめします。

少しでも気になる箇所を見つけたら、その場で補修をお願いしましょう。
足場が残っていることで、業者もすぐに対応しやすいです。

そのため、工事完了後の最終点検はしっかりと行ってもらいましょう。

施工完了から日にちが経過している

では、工事完了から日にちが経過していて足場も残っていない状態ならどうすればいいのか?

この場合でも、まずは業者に連絡して状況を伝えてください。
工事完了後すぐは、キレイに仕上がっていると思っても、時間が経過してから塗り残しが発覚することもあります。

しっかりと塗装してほしいと伝えていた場所に、塗り残しがあった場合は、施工不良なので無償で補修してもらえることが多いです。

ただし、もう一度足場を設置するなどの費用が発生する可能性があります。
塗り残しの状態によって、どのような対応になるかわかりませんが、とにかくすぐに業者に連絡するようにしてください。

対応してくれない業者の場合、第三者機関に頼ろう

塗り残しが発覚して、対応してもらうために業者に連絡しても、曖昧な返答ばかりで補修を先延ばしにしたり、話し合いをしようとしない業者もいます。

もしも、そのような業者と遭遇したのなら、第三者機関に相談することをおすすめします。
早めに対策をして対応してもらうようにしましょう。

塗り残しは放置せずに早急に対策をしよう

塗り残しを発見したら、業者に早急に対応してもらいましょう。
塗り残しは、塗膜がそこだけ薄くなっているので、しっかりと塗装されているところに比べて、外的要因による劣化が早くなります。

当然、見た目も悪くなります。
さらに、時間が経過すればするほど、塗り残しと判断することが難しくなるので、対応が変わってくるおそれがあります。

このように、外壁の塗り残しを放置してもメリットがないので、早急に業者へ連絡をして、なるべき早く対応してもらうようにしましょう。

まとめ

外壁の塗り残しについて、まとめさせていただきました。
塗り残しは、発生してはいけないものなのですが、職人さんの手作業でおこなうため、発生してしまうことがあります。

基本的に、人為的ミスなので、無償で対応してくれる業者がほとんどだと思います。
そのため、塗り残しを見つけたら、できるだけ早く業者に連絡することを覚えておいてくださいね。
このクリア塗料ですが、無色透明なため塗装職人でも見逃してしまうことがあります。

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