ご自宅の外構の駐車場は、現状どういった外観でしょうか?
なんとなく人工芝にしてみたいな~なんて考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
四季を通じて鮮やかな景観を楽しめたり、快適さを楽しむこともできたりするのかなと憧れますよね。
実際に、駐車場を人工芝に変えることで、もたらされるメリットはあります。
しかし、いいことだけではなくデメリットもあります。
それら人工芝に変えることで起こりうることや変える際のポイントなどを工事のまえに知っておきませんか?
工事のあとで、「こんなことになるなんて、知らなかった」なんてなりたくないですよね。
ということで今回は、外構の駐車場を人工芝にするメリットやデメリット、注意すべきポイントなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、いっしょに見ていきましょう。
目次
外構駐車場を人工芝にするメリット
手軽にメンテナンスできる
人工芝は、天然芝のように育てる手間や時間が必要ないので、1年中変わらない美しさを楽しむことができます。
天然芝なら育たない日陰やベランダ、部屋の中でも人工芝なら敷くことができます。
人工芝は、天然芝と違いメンテナンスに手間がかからないことが、最大のメリットといっても過言ではありません。
水やりや芝刈り、施肥も必要がなく、雑草が生えてくることも少ないです。
また人工芝は、天然芝よりも耐久性が高いため、風雨や往来による傷みもあまり無く、約10年程度は大きなメンテナンスをしなくても美しさを保つことができます。
発色が美しい
人工芝は、冬場でも枯れることがなく、日当たりの違いによる生育のムラも発生しないため、1年中美しい発色を維持することができます。
すべてが美しいグリーンではなく、枯芝が混ざっているような色合いを選ぶことも可能で選択肢も多いです。
最近では、白、黒、グレー、茶色やピンクなど個性的なカラーも選ぶことができるほどバラエティーに富んでいます。
本物の天然芝に見える高品質なものもある
人工芝は、素材の特徴を活かしながら、さまざまな技術と工夫を凝らした製品が続々と登場してきています。
最近では、一見天然芝が人工芝か見分けがつかないほどの高品質なタイプも製造されており、庭への導入も増えてきています。
人工芝のおもな3つの材質
人工芝は、下地であるシートと葉の部分にあたるパイルから構成されており、他にもクッションとなるアンダーパットや珪砂、ゴムチップが充填されているものもあります。
人工芝の材質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロンとおもに3つあります。
ポリプロピレンの人工芝
ポリプロピレンは、最も歴史があるプラスチック系素材であり、加工がしやすく導入コストも低いため、あっという間に普及しました。
適度な耐久性を持っており、耐摩耗性も高く、屋外に適した素材なのですが、耐久性の面でポリエチレンよりもやや劣るため、長期的な視点では、ポリエチレンの方が維持費を抑えられるといわれています。
ポリエチレンの人工芝
ポリエチレンの人工芝は、従来のポリプロピレンと比べると耐摩耗性や耐久性が格段に向上しているだけでなく、柔軟性も備えているというメリットがあるのですが、やや高価というデメリットもあります。
ナイロンの人工芝
ナイロンの人工芝も歴史が古く、柔らかくて手触りが天然芝に似ているメリットがあります。
しかし、紫外線による劣化が発生しやすいというデメリットも備えています。
紫外線により劣化しやすい原因は、亜鉛や鉛が含まれているからであり、ポリエチレンやポリプロピレンはそれらが含まれていないため、耐久性に優れているとされています。
外構駐車場を人工芝にした際のデメリット
経年劣化する
人工芝は、基本的に紫外線や温度差などの外的要因により、劣化しやすい性質です。
そのため、屋外に設置する場合は、先述した耐久性の高いポリエチレンやポリプロピレンの人工芝がメインで採用されることが多いです。
ただし、いくら耐久性に優れていても経年劣化を避けることは難しく、色褪せや芝が寝てしまうという症状が出てきます。
人工芝の耐久性は、パイルの材質や形状によって異なり、高品質なものなら約10~20年、劣化が早いもので約2~3年程度で症状が出てしまうものもあるようです。
夏場は熱がこもりやすい
人工芝は、芝下の環境によっては気温の高い時期に熱がこもり、全体的に熱くなってしまうデメリットがあります。
炎天下では、火傷をしてしまうおそれもあるので、注意が必要です。
除草シートが少ないと雑草が生える
人工芝を設置するときは、地面の整地や下地の調整をおこない、雑草も根から丁寧に除去したあとで除草シートを敷くため、雑草が生えてくることは少ないです。
しかし、除草シートの機能や覆いが不十分だと、人工芝の下から雑草が生えてくることがあります。
外構駐車場を人工芝にするときの注意点
車で乗り入れても大丈夫か?
基本的に、駐車するときのタイヤの移動などは、パイルを傷める原因となるため、タイヤが通過する箇所だけコンクリートにするという方法を採用している方も多いです。
しかし、最近は、駐車にも耐えられるような高品質な人工芝も登場してきているので、品質次第になります。
DIYで設置できるのか?
DIYで人工芝を設置するのは、可能といえば可能ですが、非常に大変です。
まず、人工芝の購入だけでなく、さまざまな道具や材料を自らで用意しなければなりません。
さらに、人工芝は一般的に、幅1m長さ10mのロール状のもので約30kgの重さがあるため、かなりの力仕事です。
他にも水はけの状態を確認して、うまく排水できる施工をしなければなりません。
このようにかなりの手間がかかるため、DIYは可能ですがおすすめはしません。
業者に依頼する方が、速く美しく仕上がること確実です。
外構リフォームの際の業者の選び方
ひとくちにリフォーム会社といっても、得意不得意な工事もあるため、依頼する業者が何を得意としているかを把握することが大切になります。
外構リフォームに関する知識や実績、技術があり、デザインの相談にも乗ってくれる業者ならばベストだといえるのではないでしょうか。
気になることや不安なことはなんでも相談してみて、すべてにハッキリと答えてくれる業者は優良業者といえると思います。
まとめ
外構駐車場を人工芝にすることについて、さまざまな観点から解説をさせていただきました。
どんなリフォームでも一生のうちでそんなに機会があるものではありません。
後悔しない、成功だと思えるリフォームに出会うために、これまで説明させていただいたことが少しでも参考になれば幸いです。
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