カラーベストという言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
カラーベストとは、屋根材の種類のひとつです。
カラーベストと聞いてすぐに屋根材のことだとわかった人の方が少ないのではないでしょうか。
現在、屋根を新しくしたいということでいろいろと屋根材のことを検索して調べている人は、見たことがあったかもしれませんね。
ただし、カラーベストが屋根材ということを知っていても、どんな特徴を備えているかまで把握している人は、少ないと思います。
そこで今回は、屋根材カラーベストについて詳しく紹介していきたいと思います。
少しでも興味のある人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
それでは、いきましょう。
目次
カラーベストってなに?
冒頭で先述したのですがカラーベストは、スレート屋根材の商品名です。
カラーベストは、陶器瓦の約半分の重さでとても軽く、住宅への負担が少ないため耐震性に優れている特徴があります。
さらに、屋根材のすべてを釘で固定する「全数釘止め工法」で施工するため、台風や強風などによる飛散や落下を防ぐことができます。
しかも、国土交通省が定めている不燃材料認定番号を取得しているので、火災が起きてしまった場合でも燃え広がるスピードをかなり抑えることが可能なのです。
カラーベストのメリットとデメリットってなに?
ここからはカラーベストのメリットとデメリットについて紹介していきます。
まずは、メリットからいきましょう。
メリットを知ろう
カラーベストのメリットは、全部で4つあります。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
種類が多い
カラーベストは種類が豊富です。
そのため、お好みのスタイルの屋根を選ぶことができます。
屋根材のカットの形状や表面のデザイン、カラーの種類も豊富なので、多彩な組み合わせの中からお気に入りのデザインを選択することで満足のいく屋根に仕上げることができるでしょう。
施工しやすい
カラーベストは軽量なので、施工がしやすく方法も簡単だといわれています。
簡単に説明すると、薄い板状の屋根材を釘やビスで留めていくだけです。
施工がしやすいため、工期も短くなることがメリットでもあります。
住宅への負担が少ない
カラーベストは軽いので、住宅への負担が少ないです。
住宅への負担が少ないということは、地震が発生したときに倒壊しにくいということです。
カラーベストは、耐震性の向上というメリットもあります。
価格が安い
カラーベストは、他の屋根材と比較しても安いので工事費用を抑えることができます。
デメリットを知ろう
カラーベストのデメリットは、メリットと比べると少なく2つだけです。
それぞれの内容を見ていきましょう。
定期的な塗装が必要
カラーベストは防水機能がないため、それを維持するためにも定期的な塗装が必要になります。
定期的な塗装によるメンテナンス費がかかってしまうことがデメリットになります。
寒いエリアに不向き
カラーベストは、凍害に弱いです。
そのため、北海道や東北などの寒いエリアでの施工には向いていません。
そのため寒冷地にお住まいの人には、カラーベストはおすすめできません。
カラーベストの施工方法
カラーベストの施工方法は、主に2つあります。
それぞれについて紹介していきますので、チェックしていきましょう。
葺き替え
葺き替えとは、既存の屋根を撤去して新しい屋根材を設置する方法です。
葺き替えは、既存の屋根を撤去する際に時間とお金がかかるのですが、下地をチェックすることができるので、丁寧なメンテナンスが可能というメリットもあります。
下地をチェックして傷んでいる箇所を補修して、新しい屋根材を設置することで屋根の強度を上げることができます。
カバー工法
カバー工法は、既存の屋根の上から新しい屋根材を設置する方法です。
既存の屋根の撤去が不要なので、費用も抑えることができ工期も短いです。
しかし、葺き替えと違い下地チェックができないため、すぐに屋根修理が必要になる可能性があるかもしれません。
また、屋根材の上から屋根材を設置するため、住宅に負担がかかるというデメリットもあります。
カラーベストの施工を依頼する業者の選び方
ここからは、カラーベストの施工を依頼する際のポイントを紹介していきます。
相見積もりをする
施工を依頼しようとする場合、相見積もりをとるようにしましょう。
相見積もりをとることで、正規価格で工事をおこなう業者を見つけることができます。
相見積もりとは、同じ工事内容で複数の業者から見積もりをとることです。
工事内容や費用がしっかりと細かく記載されているのかを確認するようにしてください。
逆に大雑把な内容であったり、極端に費用が安いか高い見積もりを出してきた業者に依頼することは避けることをおすすめします。
施工実績をオープンにしているか
これまでの施工実績をホームページに掲載している業者は、しっかりとした技術を持っている証拠でもあるため、顧客とのトラブルが少ない可能性が高いです。
反対に、施工実績を掲載していない業者は、腕に自信がなく顧客とのトラブルも多い可能性があるため、依頼は避けるようにしましょう。
まとめ:カラーベストは優れた屋根材だけど凍害には注意
ここまでカラーベストについて説明してきましたが、いかがでしょうか。
カラーベストは軽くて施工もやりやすいので、おすすめの屋根材だと思います。
しかし、カラーベストは凍害には弱いので寒い地域にお住まいの皆様は避けるようにしてください。
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