知っていますでしょうか?
外壁塗装の仕上げのひとつに「ゆず肌仕上げ」というものがあります。
美味しそうでいい香りが漂ってきそうですが、あくまで外壁塗装の仕上げ方の話です。
そんな名前を聞いただけでは食欲をそそられてしまいそうな「ゆず肌仕上げ」とはいったいどういったものなのでしょうか。
ここからそのゆず肌仕上げについて詳しく説明していきたいと思います。
興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは、いっしょに見ていきましょう。
目次
外壁塗装での「ゆず肌」とは
先述しましたが「ゆず肌仕上げ」は外壁塗装の仕上げのひとつです。
では、どのような仕上げ方なのかというと…
ゆず肌仕上げとは、果実のゆずの皮の部分のような凹凸のある状態のことをいいます。
ということは、外壁塗装でのゆず肌仕上げは、凹凸のある仕上げということになります。
ゆず肌仕上げは、塗料の粘度を調節したり、吹き付け方を工夫するなどして、様々なバリエーションをつくることができます。
ゆず肌仕上げは、職人の技術によって仕上がりのデキが変わってくるので、ゆず肌仕上げの依頼を考えている人は経験値と実績のある熟練度の高い業者を探すことから始めましょう。
ゆず肌には別の意味もある?
ゆず肌仕上げは、外壁塗装の仕上げ方のひとつなのですが、通常で塗装を失敗してしまったときに使用される呼称でもあるのです。
主な失敗例としては、塗料の粘度を高くしすぎてしまったことで凹凸ができてしまうことがあります。
このような粘度の調節の失敗でできた凹凸はゆず肌という施工不良になります。
粘度の失敗したゆず肌は、耐久性に問題が発生する可能性があるため注意が必要です。
ゆず肌で依頼していないのに壁面が凸凹している場合は、施工不良の可能性が高いため業者に相談するようにしてください。
ゆず肌仕上げの施工手順
凹凸のある外壁の仕上げ方であるゆず肌仕上げですが、どのような手順で施工が行われていくのでしょうか。
ここからは、その施工手順を紹介していきますので見ていきましょう
スプレーの場合
スプレーを使ってゆず肌仕上げを施工する場合、3つのポイントがあります。
一般的に手間の少ないスプレーを使用して作業をすることが多く、粘度やスプレーガンの種類を変えるなどで、凹凸の具合を出していきます。
1.高粘度塗料をスプレーガンなどの専用ガンを使用して吹き付け塗装をしていく。
2.スプレーガンの口径を小さめにして、凹凸模様よりも小さな模様をつくっていく。
3.ローラーによるさざ波模様の上からトップコートを塗装すると、模様が滑らかになる。
ローラ―の場合
ローラーを使用してゆず肌仕上げの施工をする場合の手順を説明します。
ゆず肌仕上げは、模様をつけるためにローラーを使用します。
スプレーガンと同じくローラーの種類や塗料の粘度を変えるなどして様々な模様を描きます。
1.下塗り
2.模様付け
3.トップコート中塗り
4.トップコート上塗り
ゆず肌仕上げをする際の注意点
外壁塗装でゆず肌仕上げをする際、注意してほしい点がいくつかありますので、紹介していきます。
淡い色を選ぶ
なぜ淡い色を選ぶべきなのかというと、ゆず肌仕上げ最大の特徴である凹凸のある塗膜が淡い色のほうが目立つからです。
反対に濃い色の塗料の場合は、凹凸が目立ちにくいのです。
せっかくゆず肌仕上げで外壁を塗装するのならば、凹凸が目立ったほうがいいので、白やクリーム色の塗料がおすすめになります。
黒や茶色などは凹凸が目立たなくなるため、避けるべき色です。
汚れやすい
ゆず肌仕上げは、汚れやすい特徴があります。
ゆず肌仕上げ最大の特徴である凹凸が湿気をためてしまうことで、汚れが付着しやすくなってしまうのです。
そのため、汚れにくい外壁を採用したいと考えている人は、ゆず肌仕上げは避けたほうがいいです。
汚れが付着すると、塗膜の耐久性が下がってしまい劣化を促進させるので定期的なメンテナンスが必要です。
1年に1度のペースで業者に依頼して高圧洗浄をしてもらうと、汚れによる劣化を抑えることができると思います。
ゆず肌以外の模様という選択肢
ここまでゆず肌仕上げについて、いろいろと説明してきましたが、ここからは少し番外編としてゆず肌仕上げ以外の模様パターンを少し紹介していきます。
スタッコ模様
ゆず肌仕上げは凹凸があるのですが、表面はなめらかです。
対してスタッコ仕上げは、表面がザラザラしているのが特徴です。
ボーダー模様
ボーダー模様仕上げは、ボーダーラインを引いたような模様で外壁をスッキリと見せることができます。
ボーダー塗装も凹凸が多いため汚れが付着しやすく、溝の部分に汚れがたまりやすいため、定期的なメンテナンスをおすすめします。
おうぎ模様
その名の通り、おうぎ型の模様を外壁にあしらえていきます。
コテを使う作業で職人の技術にデキが左右される施工なので、美しく仕上げるには実績と経験の豊富な業者に依頼するようにしましょう。
スパニッシュ模様
スパニッシュ模様は、コテを使って四角い模様を外壁に作っていきます。
こちらもおうぎ模様と同様、職人の手作業になるため技術によって仕上がりが変わってきます。
やはり満足のいく外壁に仕上げたいのならば、腕のいい業者に依頼することが第一です。
まとめ:ゆず肌仕上げは淡い色の塗料で腕のいい職人に依頼しよう
ゆず肌仕上げは、粘度の高い塗料をスプレーなどで吹き付けて模様を作ります。
独特の風合いを演出することができるのですが、汚れやすいというデメリットもあります。
ゆず肌仕上げは、職人の腕によってデキが違ってくるため、実績と経験が豊富な職人を探すことがとても重要になります。
腕のいい職人に依頼することができる場合、淡い色の塗料を使用してもらうようにしてください。
濃い色の塗料ですと、せっかく模様をつけても目立たないという事態になってしまいます。
腕のいい職人に白やクリーム色の塗料を使用してゆず肌仕上げを依頼することが一番ベストな方法だと思います。
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