「外壁塗装工事を考えているのだけれど、ニオイの他に気になることってあるのかな?」
という不安を含んだ声をたまに耳にすることがあります。
結論から言いますと、気になるであろうことはあります。
それは「騒音」です。
外壁塗装工事には、騒音に繋がる工程があります。
騒音に対して完璧に対応する方法というものはありませんが、近隣とのトラブルを少しでも回避するために出来ることがあります。
念のためもう一度言わせていただきますが、外壁塗装工事で最小限の騒音を避けるということは不可能に近いです。
外壁塗装での騒音というものがどれくらいのものなのか?
騒音に関しての近隣とのトラブル、その回避のために出来ることを今回この記事で紹介していきますので、参考にしていただければ幸いです。
目次
騒音の発生率が高い工程を知っておこう
外壁塗装工事において騒音が発生する可能性が極めて高い工程は、3つあります。
それは工程の最初と最後である【足場の組み立て】と【足場の解体・清掃】になります。
もう一つは、【高圧洗浄】です。
この3つの騒音が発生しやすい工程について、まずはそれぞれ見ていきましょう。
足場の設置・解体
外壁塗装だけに限らないのですが、高い場所で作業をする場合、必ず足場を組み立てます。
足場材を組み合わせる時には、カンカン!といった甲高い金属音が鳴り響きます。
この金属音がなかなか近隣にまで届いてしまうほどの大きさなのです。
騒音値(デシベル)で非常にうるさいと定義されている75デシベル前後の騒音が発生します。
足場組み立て作業は、通常3~4人で行って4~5時間ほどの時間がかかります。
ということは、かなり長時間にわたり非常にうるさい金属音が響き渡るということです。
どうしても必要な工程で音自体を完全になくすことは不可能ですが、最近では少しでも騒音を軽減させるために、組み合わせるときに連結部をハンマーで叩くのですが、その回数をなるべく少なくした足場も登場しています。
では、どうすればいいのか?
工事をするに伴い塗装業者が近隣に挨拶回りをしていると思いますが、ご自身でも工事前に近隣に挨拶をしておくことがベストな対応だと思います。
高圧洗浄って意外とうるさい
外壁塗装工事をはじめる前段階として、壁の汚れやカビ、藻、排気ガスなど高圧洗浄機を使って洗浄する工程があります。
最近では、ご家庭用のものもありますが、それは水が外壁や屋根にぶつかる音が発生するだけのみなので、あまり気にはなりません。
ですが、業者が使用するものは家庭用よりも圧力の強いエンジン式のものになるので、エンジン音が発生します。
できるだけ静かなもので60デシベルからエンジン部分がむき出しになっているものだと80デシベル前後の騒音が発生します。
これも非常にうるさいレベルの音になります。
高圧洗浄の工程は外壁塗装の仕上がりを左右する大変重要な工程のひとつなので、1日かけて丁寧に行われます。
ということは非常にうるさい音が1日響き渡るということになります。
では、どうすればいいのか?
高圧洗浄も事前に近隣への挨拶がベストな対応方法だと思いますので、しっかりと騒音が出てしまうことを説明しておきましょう。
その他にも発生する騒音のケース
外壁塗装工事の工程の中で騒音が発生する可能性が極めて高い【足場の組み立て】と【足場の解体・清掃】そして【高圧洗浄】
その他にも、外壁塗装工事の中で騒音が発生しそうなポイントをここから紹介します。
トラックなどの車両の出入り
家を建てる時やリフォームとは違い、外壁塗装はそこまで多くの資材が使われるわけではありません。
しかし、足場材を運び入れるときや人の出入りのために、どうしても小型のトラックなど車両の行き来が激しくなるときがあります。
幹線道路沿いのお住まいならばまだそこまで気にならないのかもしれませんが、普段から静かで車の行き来が少ない住宅街だと、道幅が狭い場合も多くそういう場所での作業となると車両が通るたびに音が気になってしまうかもしれません。
車両の音だけでなく、資材の積み降ろしやドアの開閉なども騒音に含まれます。
ただ工事自体の騒音と違い、一時的なものなので、気にならないかもしれませんし、それこそ事前に工事のための挨拶をしておくことでトラブルを回避することができます。
職人たちの会話
外壁塗装工事は、朝9時くらいから作業開始することが多いです。
静かな朝の中、職人たちの会話も騒音とみなされてしまう場合もあります。
所詮、会話なので騒音とは程遠いレベルではないかと思うことでしょう。
しかし、1日を通して自宅の周りを複数人が囲んで作業をしながら会話を近くに感じるということが日常的ではないのです。
非日常なことはどうしても気になってしまう。
そういう人も多くいらっしゃいます。
さらに、若い職人が多いとベテランの職人よりもマナーが出来ていないことも多く、塗装中も話し声が聞こえてくることもあります。
大したボリュームではなくても気になってしまえば騒音と言われれば騒音。
ですので、職人には無駄な会話は極力しないよう協力してもらうために事前に相談しておきましょう。
トラブル回避のために挨拶回りを徹底
外壁塗装での、近隣とのトラブルでニオイと共に上位にくるのが騒音です。
そんな騒音トラブルを回避するには、近隣への挨拶回りは必須です。
逆にトラブルになってしまうのは、挨拶を怠ってしまったからと言っても過言ではありません。
挨拶回りは、自宅を中心に周囲の前後左右斜め四方の8軒のお宅へ徹底して行うようにしてください。
挨拶時に、騒音が発生するであろう【足場の組み立て】と【足場の解体・清掃】【高圧洗浄】の工事日程を知らせることで、近隣に心の準備をさせることができ、トラブルになる可能性をかなり下げることができます。
1度訪ねて不在だったからという理由でそのままにしてしまわないように注意しましょう。
まとめ:工事前の挨拶と業者の協力でトラブル回避
騒音トラブルの回避には、業者に出来る限り最低限の音で作業してもらうのと事前の挨拶が非常に大切になってきます。
大きな音が出てしまう工程の日程を業者に教えてもらい、同様に近隣にも伝えるようにすれば騒音トラブルはほぼ回避できるでしょう。
挨拶は忘れないよう注意してくださいね。
関連コラム
-
2019年7月18日
知らなかったでは済ませられない外壁塗装の契約書知識
-
2021年12月23日
近隣への配慮が最重要?狭小地での足場の仮設はどうすればいいのか?
-
2022年4月10日
外壁塗装の塗り残しを見逃すな!押さえておくべきポイント解説!
アクセスランキング
-
13
回答1221100人 -
210
回答1420719人 -
35
回答1719654人 -
42
回答917154人 -
52
回答1015392人 -
64
回答815330人 -
75
回答613067人 -
810
回答611412人 -
95
回答511122人 -
102
回答1110320人
新着の質問一覧
-
0
回答0163人 -
0
回答0263人 -
1
回答0382人 -
1
回答0449人 -
1
回答0422人 -
1
回答0332人 -
1
回答0464人 -
1
回答0463人 -
1
回答0503人 -
1
回答0461人