初めて外壁塗装を考えている方の中には、さまざまな悩みや不安を抱えている方がたくさんいらっしゃいます。
そんな不安や悩みの中で、特によく耳にするのが「妊娠」です。
現在妊娠中という方と絶賛妊活中で赤ちゃんを授かる可能性のある方、妊娠の可能性がある方は、「外壁塗装をしてもらっても大丈夫なの?」と不安を抱いているかと思います。
妊娠中や妊活中の方だけではなく、小さなお子様や赤ちゃんがいる方も同様の不安を抱えていると思います。
そんな妊娠中、赤ちゃんがいる方の外壁塗装は結論から言いますと、「おすすめはできません!」
では、どうしておすすめできないのか?
その理由を今回この記事の中で詳しく説明していきたいと思いますので、一緒に見ていきましょう。
塗料のニオイが良くない
外壁塗装で使用する油性塗料は、シンナー系の溶剤を使用しているので、乾燥するとわずかな有毒ガスを発生します。
そのニオイがとても強くてツンと鼻をつくようなニオイがします。
強烈なニオイを吸うことで体に悪影響を及ぼす可能性があります。
シンナーの成分はすぐに揮発してしまうので、強烈なニオイをかなり長時間の吸い続けてしまうことは考えにくいですが、多少なりとも含まれているので体質や体調によっては、めまいや吐き気など体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
とくに妊娠中は、ニオイにもの凄く敏感になりますので対策は必須だと考えていいでしょう。
お母さんが吸ってしまったシンナーが濃縮されて赤ちゃんに届いてしまう可能性もあるので、極力吸わないように心がけてください。
「そんなの心配しすぎだよ」という方もおられるかと思います。
しかし、念には念をと注意深くなっていて損はないです。なんといっても命に関わってくる問題なので、赤ちゃんや妊婦さんの為を考えると避けておいた方が無難です。
ですが、劣化していく家をそのままにしていくのも忍びない。
家も寿命も短くなってしまう。
という危機感があってどうしても外壁塗装をしたいという方は使用する塗料を工夫してみるという方法があります。
水性塗料の方がまだマシかもしれない
外壁塗装をおこなうときに、油性塗料ではなくて水性塗料を使用してもらうことでいくらかは安心かもしれません。
なぜなら、水性塗料の方が油性塗料よりも含まれているシンナーの量が少ないのでニオイも少ないのです。
ですが、油性塗料より比較的マシであると言えるのですが、まったくシンナーが含まれていないわけではないので、注意は必要かもしれません。
その他に、塗料としての効力は油性塗料より劣る部分があるのでどちらを選択するのかは、慎重に検討する必要があります。
最近では、自然塗料といわれる無公害塗料で外壁塗装することも徐々に増えてきていますので、業者さんに相談してみるのもいいと思います。
実際に、病院や産婦人科が外壁塗装を依頼する際には、自然塗料を使用することが増えてきているようです。
外壁塗装工事は短期間で終わるものではありません。
ですので、おすすめはできませんが外壁塗装を行う場合は、自然塗料のような人体への影響が少ない塗料を使用することを検討してみてくださいね。
ストレスの原因になってしまう
シンナーの強烈なニオイを微量ながらも吸ってしまう体への悪影響もさることながら、ニオイによって赤ちゃんや妊娠中の方は大変ストレスを感じてしまうでしょう。
ここからはそんなニオイからのストレスへの対処方法を紹介します。
外泊・外出
頼れる友人やご家族が近くに住んでらっしゃる方は可能な方法かもしれません。
ですが、なかなか難しいという方が多いと思われます。
しかし、母体や胎児への影響を考えると塗装中はご実家などに避難されることをおすすめします。
宿泊することは難しいというのならば、作業中である昼間だけでも外出するといった方法をとってみるのもいいかもしれません。
そうすると比較的シンナーの影響も少なくストレスにもならないです。
マスクを着ける
ごまかしにしかならないかもしれませんが、マスクをつけて少しでもニオイを抑える方法もひとつの手です。
シンナーを本格的に防ぐマスクは、長時間つけることはまた苦痛でストレスになってしまうので、ニオイをごまかすために活性炭が含まれたマスクをおすすめします。
ちなみにシンナーのニオイは空気清浄機では意味がありません。
まとめ:状況をしっかりと業者に説明しながら検討しよう
いかがでしたでしょうか?
やはり人体への影響が少なからずあると考えられているのなら外壁塗装の時期を遅らせることを検討してみてもいいかと思われます。
劣化が進んできていたとしても、今すぐに対処しないと家が倒壊してしまうなんてことはありえません。
それでも、塗り替えを行うというのなら、どの塗料が妊娠中や赤ちゃんにとっていいのかを業者にしっかりと相談して選んで、事前に工程のスケジュールをもらっておきましょう。
外壁塗装工事は大がかりで健康のことも考えながらとなると大変ですが、建物と人体を守るために上手に行っていただければと思っております。
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