住宅リフォームのことを少し調べるだけでこの言葉を目にすることがたくさんあると思います。
それが「北欧風」です。
それくらい人気で家の外観や外構づくりの定番になりつつある北欧風。
シンプルで洗練されたおしゃれな見た目は、特に若い女性を中心に人気を集めています。
今、住んでいる住宅が北欧風とは違う雰囲気だけど、北欧風への憧れが大きくて諦めきれないという方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたのためにこの記事では、外壁やエクステリアなどのリフォームで住宅を北欧風に変身させるポイントをまとめていきたいと思います。
北欧風に興味を持ちだした方やこれから住宅のリフォームを検討しようとしている方など、ぜひ最後までチェックしてみてください。
きっと参考になることが見つかると思います。
それでは、いっしょに見ていきましょう。
北欧風の特徴とは?
北欧地方とは、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランドといった国がある地域のことを指します。
文字通り、ヨーロッパの中で北に位置する国々の集まる地域なので、冬場はマイナス30℃ちかくになることも珍しくない極寒の地域になります。
そんな極寒の地域のため、住宅も断熱材や機密性の高さを重視しています。
また、森や湖など自然が多い地域であるため、周囲の景観に溶け込むような自然素材の建材が使用されることが多いです。
日本は、四季があり季節の変化に対応できる住宅が適しているといわれているため、北欧風の住宅と非常に相性が良いといえます。
住宅の外観を北欧風に仕上げる基本は、白やブラウンなどのナチュラルカラーを採用すること、木やレンガなどの自然素材の建材を使用することです。
このような基本を押さえつつ、外壁や屋根、エクステリアなどを工夫しておしゃれな北欧風の住宅を目指しましょう。
家の外観や外構を北欧風にする10のポイント
家を北欧風にするためには、まず北欧風の特徴を把握しておくべきだと思います。
そこで、ここからは北欧風の具体的なポイントを10個紹介していきたいと思います。
1.外壁は、白、グレー、ベージュ、ブラウン、レンガを採用しよう
少し先述したように、北欧風の外壁にするには、白・ベージュ・ブラウンなどのナチュラルカラーを採用しましょう。
または、優しいグレーやブルーなども人気のカラーになっているので、おすすめです。
本場では、レンガや木なども外壁材としてよく採用されているのですが、日本ではレンガ調や木目調のサイディング材を使用するのが一般的で、メンテナンスもとても楽です。
ナチュラルカラー以外でいいますと、本場では赤などのビビットなカラーも定番となっていますが、日本では少数派です。
鮮やかな赤は、土からとれる酸化鉄であるベンガラを使用したもので、木材の耐久性を高める役割も持っています。
本場の冬は、一面の雪景色であり、その中で目立つ真っ赤な外壁の家が建つ様子は温もりを感じられる光景です。
そのため、本格志向の方は、落ち着いた色合いの赤を検討してみてもいいのではないでしょうか。
その他にナチュラルカラーをツートンで採用したり、平屋の場合は付帯部にアクセントカラーを採用するのもおすすめです。
2.屋根は勾配のある三角にしよう
北欧地方は、当たり前のように積雪量が多いため、雪の重みを軽減するように勾配のある三角屋根がほとんどです。
実用性の高さから誕生したデザインなのですが、日本では北欧風のおしゃれなデザインに仕上げるポイントになっています。
3.屋根材は、洋瓦(混ぜ葺き瓦)、シングル材、ガルバリウムがおすすめ
屋根材は、洋風住宅に用いられる洋瓦、洋瓦の一種で複数の色を焼き付けた混ぜ葺き瓦、アスファルトを原料としたシングル材、金属製のガルバリウム鋼板などを採用すると北欧風の雰囲気を纏うことができるといわれています。
4.採光しやすい窓の数や大きさを採用しよう
北欧風の家は、たくさんの窓や大きな窓が配置されています。
なぜなら、本場では日照時間が短いため、その間に光をより多く取り込めるようにという考えからです。
1階部分はもちろん、2階の窓には三角屋根の形状に合わせて特徴的なデザインで外観のアクセントになるだろう大きな窓が採用されています。
しかし、窓を増設・拡張する場合は、デザインだけでなく、日当たり具合を考慮しながらリフォームするようにしましょう。
窓を大きくすると断熱性が下がる可能性もあるため、二重窓にするなどの工夫も覚えておいてください。
5.玄関ドアは、外壁とのカラーコーディネートを楽しもう
北欧風の住宅は、ナチュラルな雰囲気にまとまるという理由から、玄関に木製のドアが多く選ばれています。
さらに、外壁の色によっては、白や暖色、または寒色などのドアが美しいコントラストになる可能性もあるため、外壁とのバランスを考慮しながら色や素材選びを楽しんでみてください。
6.玄関、庭、ベランダにウッドデッキがあるのも北欧風
予算やスペースに余裕があるのなら、玄関や庭、ベランダにウッドデッキを設置するのもおすすめです。
木のぬくもりが加わることで、北欧風の住宅にさらに近づきます。
ウッドデッキの設置場所によって、洗濯物を干しやすくなるなどのメリットもあります。
7.門扉、フェンスはアイアンでシックに、がおすすめ
住宅を北欧風にするなら、エクステリアも北欧風に統一するのがおすすめです。
それには、門扉やフェンスにシックで装飾性の高いアイアンを採用することをおすすめします。
最近は、アイアン風の「アルミ製鋳物」もあるため、サビにくいというメリットから選ぶ方も増えています。
8.目隠しフェンスを設置するならウッド調
アイアンのフェンスでは、庭が見えてしまうという不安を抱いている方は、ウッド調のフェンスをおすすめします。
木製のフェンスはもちろん、耐久性を考慮するのであれば、アルミ製や樹脂製のウッド調のフェンスもあるので、検討してみてください。
9.玄関ポーチ、アプローチ、門柱などは自然素材がおすすめ
玄関ポーチやアプローチ、門柱には、「石畳・タイル・レンガ」といった自然素材を使用すると北欧風に近づきます。
費用やメンテナンスの問題などで本物の自然素材を使用するのに不安を感じている方は、自然素材風に仕上がる「インターロッキングブロック」や「ジョリパット」などを検討してみてはいかがでしょうか。
10.余裕があればガレージはビルトインガレージにしよう
外観の北欧感をさらに上げるには、予算に余裕があればガレージをビルトインガレージにしましょう。
ビルトインガレージにすると、家との一体感が生まれるだけでなく利便性も高く、シャッター付きならば、愛車を風雨などからしっかりと守ることができます。
まとめ
ここまで住宅を北欧風にするためのポイントを紹介させていただきました。
使用する建材、色やちょっとした工夫で北欧風にすることができます。
住宅を北欧風に変身させたい方は、住宅の規模や予算などを考慮しながら、この記事を参考に徐々に北欧風に近づけてみてはいかがでしょうか。
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