理想のマイホームを手に入れる。
そのことを夢に持っている人も多くいらっしゃると思います。
そんな大切で愛すべきマイホームには、選び抜かれた素材を使っていただきたい。
しかし、外壁素材にはたくさんの種類があり、それぞれに特徴があるため、どの外壁材を採用すべきなのかわからなくなってしまうことでしょう。
その数多くの外壁材の中で人気の高い素材をご紹介します。
それは「窯業系サイディング」です。
では、なぜ窯業系サイディングが多くの人に選ばれるのか?
この記事では、その理由である窯業系サイディングの特徴などを紹介していきたいと思います。
目次
窯業系サイディングの特徴を知ろう
外壁材の主流となった理由とは
外壁材の種類には、モルタル壁やガルバリウム鋼板、また日本の伝統的な建設素材である「しっくい材」などさまざまな種類があります。
そんな中で最も人気を得ている外壁材が、窯業系サイディングです。
断熱性や耐久性が高く施工しやすい特徴が人気の理由だと言われています。
ほかにも多くのメリットがあるため、おすすめの素材です。
窯業系サイディングの作り方とは
窯業系サイディングは、人工的に製造された外壁材です。
セメントに繊維質の原料を混ぜたものが主な素材となっています。
この練り込まれた繊維が素材の柔らかさを引き出し、補強効果を高めます。
しっかりとした強度を備えていることが窯業系サイディングの長所と言えます。
窯業とは、粘土やセメントを型に流し込んで製造する工程のことを指します。
窯業系サイディングは、そのように製造されているのです。
窯業系サイディングと従来の外壁材との比較
窯業系サイディングと従来の外壁材との大きな違い、それは素材の重さです。
窯業系サイディングは軽量な素材ですが、もちろん窯業系サイディングよりも軽い素材もあります。
しかし、耐火性と断熱性を備えていながら軽量というのは、窯業系サイディングならではの特徴なのです。
素材の軽さは、施工のスピードにも大きく関わってきます。
ベテランのサイディング職人ならば、ひとりでサイディングのパネルを支えながら固定することも可能なのです。
サイディングには、金属系サイディングや樹脂系サイディングなどの種類もあり、それぞれに特徴があるのですが、総合的なバランスやメリットを考えると、一般住宅では窯業系サイディングが選ばれることが多いです。
窯業系サイディングの防火構造
外壁に求められる防火構造とは
一般住宅の防火性能は、建築基準法でしっかりと定められてあります。
そのため、建築業者はその基準をクリアする素材を使用するべきなのです。
しかし、建築基準法で定められている防火性能には幅があり、建築物の大きさや建設するエリアによって異なるのです。
建築基準法で定める耐火等級には4種類あり、最も耐火性能が高いものを耐火4等級と言います。
耐火4等級の素材の性能を具体的に言いますと、60分以上のあいだ火や熱をさえぎる性能です。
この耐火時間が45分以上であれば、耐火3等級、20分以上であれば耐火2等級となっていきます。
20分にも満たない耐火時間であれば、耐火1等級となります。
窯業系サイディングの耐火等級とは
窯業系サイディングは製品によって耐火等級が違ってきます。
窯業系サイディングの大きな特徴は、60分以上も熱や火に耐えることができるレベルの高い耐火4等級の製品が数多くあることです。
家が密集しやすい日本の土地にとって耐火性は非常に重要なポイントです。
火事は必ずしも自分の家からの出火とは限りません。
近隣の家からのもらい火によって火事になってしまうこともあるため、耐火性はとても重要なのです。
このような日本の建築事情の傾向を踏まえて開発されたものが窯業系サイディングなので、耐火性について信頼のできる素材といっても過言ではありません。
窯業系サイディングの耐火性能の理由とは
窯業系サイディングの特に耐火4等級は、内部に燃えにくい素材や熱を伝えにくい素材として、繊維を混入したセメントや強化せっこうボードなどを材料として使用しています。
これに加え下地として軽量鉄骨をサイディング施工時に用いると耐火性能はさらに強くなります。
このように素材にこだわり、何度もテストを重ねて耐火性能を保証しているため、安心して使用することができるのです。
まとめ
ここまで窯業系サイディングの特徴について詳しく説明させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
窯業系サイディングは、一般住宅の建築素材として、とてもおすすめです。
ここでは主に耐火性や断熱性の高さや素材の軽さ、施工のしやすさなどについて紹介してきました。
他にもデザインが豊富や修繕のしやすさなどのメリットが数多くあります。
理想のマイホームを手に入れた場合、そのマイホームとは長く付き合っていかなければなりません。
快適な毎日を過ごすためにも、マイホーム建築の際は窯業系サイディングのような優れた建築素材を選ぶようにしてくださいね。
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