ご自宅や事務所にあるシャッターの状態、どうなっていますでしょうか?
古くなりサビついて、ボロボロになっていませんか?
鉄製のシャッターは、10年も経過するとサビが目立つようになって劣化しますが、これは仕方のないことです。
しかし、だからといってそのまま放置を続けているとサビがひどくなり開閉に支障が出てしまう可能性があるので、メンテナンスをする必要があります。
シャッターの塗り直しなのですが、結論からいえば業者に依頼することをおすすめします。
シャッターぐらいならと経験があまりない人でもDIYで塗ってしまいそうですが、やはり可動箇所を上手く塗ることには技術が必要になります。
素人が塗装した結果、余計にシャッターの開閉が悪くなったりする可能性もあるため、業者に依頼しましょう。
目次
シャッター塗装に適した時期
シャッターは、出荷時に工場で油性塗料の焼き付け塗装というものが施されており、そのため耐用年数が長いです。
出荷から10年が経過するころには、サビが目立ちはじめてきます。
サビが目立ちはじめたくらいの状態ならば、問題なく動くのですが、お店のシャッターですと、シャッターを閉めている営業時間外は、活気のない印象を与えてしまうおそれがあります。
シャッターは鉄製なので、劣化しやすいため、10年を目安にメンテナンスすることをおすすめします。
10年は、あくまで目安なのでサビがひどい場合やシャッターの開閉がスムーズではない場合は、10年を待たずにサビを取り除き塗り替えをすべきでしょう。
シャッターの塗装は業者かDIYか?
シャッターを塗装する際、業者に依頼するのか、DIYでするのか、と考える方がいると思います。
先述したように、業者に依頼することをおすすめします。
DIYでのメリットは、費用が抑えられるくらいしかありません。
業者の場合は、たしかに費用はかかってしまうかもしれませんが、仕上がりが良く間違いなく動きもよくなります。
業者とDIYでの費用感の違い
シャッターの塗装費用は、外壁塗装工事と違い高額なものではありません。
塗装する塗料によって差が出てくるのですが、一般的に1㎡あたり1500円~3000円くらいです。
大きめのシャッターが15㎡だとして、業者に依頼すると、サビを落として作業や人件費など込みで大体50,000円程度と言われています。
DIYの場合は、塗料や塗装道具などを一式購入したとしても、10,000円程度です。
こう見るとなかなか費用の差が大きいなと思うかもしれませんが、50,000円程度であれば業者に依頼することをおすすめします。
DIYで塗装した結果、シャッターの開閉が余計にうまくいかなくなるおそれもあるうえに、仕上がりの美しさも段違いです。
さて、ここからはシャッターの塗装の手順を紹介していきます。
シャッターの塗装の仕方
1.サビを磨き落とす下地処理
ワイヤーブラシやサンドペーパーでシャッターに発生しているサビを落としていきます。
この作業をケレンといいます。
このケレン作業は、非常に重要で、この工程をしっかりと行わないと落としきれなかったサビの上から塗装をすることになってしまいます。
そして、下地調整を怠るとサビがさらに拡大する原因にもなってしまいます。
2.シャッターを洗浄処理
ケレン作業で発生したサビの粉などを、キレイに水洗いします。
塗装の工程で塗料との密着性を高めるためにも、洗浄は大切な作業です。
しかし、電動シャッターの場合は水洗いが故障の原因になる可能性もあるため、業者に一度相談してみてください。
3.マスキング
マスキングとは、塗装しない箇所をマスキングテープやビニールで覆い、塗料が付着しないようにする作業です。
養生とも言われています。
4.サビ止め入りの下塗り
基本的に、塗装は3回塗りと言われています。
「下塗り」とは、1回目の塗装工程のことをいいます。
下塗りは、塗料と下地との間になる塗料で、2回目、3回目の塗装工程となる「中塗り」と「上塗り」の塗料の密着度を高める役割があります。
さらに、シャッターは金属製のため、サビないようにサビ止め入りの下塗り材を使用します。
下塗り塗料は、通常「白」か「クリーム色」ですが、この色がシャッターの色になるわけではないので安心してください。
中塗り、上塗りの工程で使用する色がシャッターの色になります。
5.「中塗り」と「上塗り」という仕上げ
中塗りの工程に移るまでに、まずしっかりと十分に下塗りを乾燥させましょう。
中塗りと上塗りは、同じ塗料を使用します。
なぜなら、1度だけだと、どうしてもムラが発生してしまうからです。
そのムラを中塗り、上塗りと2回塗ることで無くすことが可能なのです。
シャッター塗装には、水性のウレタン塗料が最適です。
なぜなら、ウレタン塗料は、鉄部によく使用される塗料で、水性の塗料は塗りやすくニオイも少ないというメリットがあるからです。
塗り方としては、薄塗りです。
シャッターに厚塗りで塗料を塗ってしまうと動かなくなるおそれがあるのです。
DIYで塗装をした場合、ほぼ100%といってもいいほど厚塗りしてしまうので、もしもDIYで塗装をするのなら細心の注意と技術が必要です。
シャッター塗装をする際の注意点
シャッター塗装は、金属であることや、住宅地や商店街にある場合の近隣など注意すべき点がいくつかあります。
それらを詳しく見ていきましょう。
風がない日に作業しよう
風がある日だと、塗装中にホコリが付着してしまうおそれがあるため、風がない日の施工が望ましいです。
上から下へと塗っていく
脚立などで簡単な足場を設置してから、シャッターの上部から横塗りで下へ下へと移動して塗っていきます。
厚塗りをしない
シャッターをパッと見た感じ、1枚の壁のように見えると思いますが、可動部がたくさんあります。
そのため、塗料を厚く塗りすぎてしまうとシャッターが固まって動かなくなってしまう可能性があります。
商店街のシャッターの場合、人のいない時間に作業しよう
飲食店やさまざまなお店が集中している商店街で、営業時間中に塗装工事をしてしまうと、塗料のニオイが周辺に漂って、たくさんのお店に迷惑をかけてしまいます。
閉店後、商店街から人がいなくなるような夜などを選んで塗装をしましょう。
業者に依頼するときも、スケジュールに注意してもらいましょう。
刷毛とローラーをうまく使い分けよう
シャッター塗装は、まず刷毛を使って可動部を丁寧に塗装していきます。
可動部を塗り終えてから、ローラーを使って厚塗りにならないように塗装していきます。
可動部は、刷毛で薄塗りで塗装していかないと、奥までしっかりと塗ることができません。
ローラーでは、可動部の奥まで届かないのです。
信頼できる業者に依頼しよう
塗装業者の中には、相場よりもはるかに高い価格をとる悪い業者もいます。
そのような業者に依頼してしまわないように、口コミや業者のホームページを見て実績があるかどうかなどを調べてみましょう。
そうして候補を2、3社に絞り、相見積もりをとって価格が適正かどうかを判断することをおすすめします。
あまりに高い、反対にあまりにも安い見積もりを出してきた業者は避けるようにしてください。
シャッター塗装の費用相場がそもそもそこまで高額ではないので、業者に依頼を検討しているのならば、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
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