家の外壁のカビの原因や掃除方法を完全網羅！ | 知恵袋のような質問・口コミ投稿サイトなら外壁塗装の知恵ノート

普段、生活している日常で、住まいの外壁を隈なく確認する機会は少ないかもしれませんが、万が一住まいの外壁に黒ずみが発生していたら、その正体がカビである可能性はかなり高いです。

そんなカビですが、もしもそのまま放置しておくと見た目が悪くなるだけではなく、外壁そのものが劣化してしまうかもしれません。

あなたの住まいを美しい状態のままで、安心して生活していくために、外壁に発生するカビの原因、外壁に発生するカビの除去や予防の方法をこれから紹介していきますので、一緒に見ていきましょう。

この記事を最後まで読み終えるころには、カビ対策を熟知して家族がみんなで気持ちよく生活できるようになっていると幸いです。

外壁にカビが発生する原因

あなたが日常生活でよくカビを目にするのは、外壁よりもお風呂やキッチンといった水回りではないでしょうか。

しかし、家の外壁にもカビが発生してしまう可能性は十分にあります。

では、そもそもカビとは何なのか？
そこから確認していきましょう。

そもそもカビってなに？

結論からいうと、カビは菌類で生き物です。

胞子を飛散して繁殖していくのですが、湿度の高い場所に限り発生すると思っている方も多いと思いますが、カビの胞子は常に空気中に浮遊しているのです。

カビの胞子は条件が整うと育っていき、結果、一般的にあなたが目にしている黒色や緑色のカビとして目に見える形として繁殖していきます。

カビが発生するとどういった悪影響があるのかというと、家の見た目が悪くなるだけでなく、アレルギーの原因にもなり、気管支炎などの病気を人体に引き起こす可能性もあります。

日常生活でよく目にするうえに空気中に常に含まれているといって軽視してしまいがちですが、侮れません。

条件が揃えば、簡単に発生してしまい、あなたや家族の体に悪影響を及ぼしてしまいます。

カビが発生する条件

住まいの外壁にカビが発生する条件は、大きく5つあります。

1つは、栄養がある。
2つめは、酸素がある。
3つめは、最適な温度であること。
4つめが、湿度が高いこと。
そして最後に、長く放置されていることです。

あなたの家の外壁にカビを発生させないようにするためにも、一緒に発生条件の詳細を確認してみましょう。

《カビの栄養となる物質がある》
家の外壁は、常に外気にさらされているので、チリやホコリなど、汚れや付着しやすい箇所でもあります。

そして、カビは汚れを栄養にして成長します。

動物や植物の中で作られる脂肪やたんぱく質なども栄養にすることができ、プラスチックや外壁の塗装に使用されている塗料も栄養になります。

そのため、対策をしていなければ外壁にカビが発生してしまう可能性は高く、外壁の近くにお花や木々などの緑が多い環境の場合は、湿度が上がりやすいため、湿度を好むカビが発生しやすい環境となってしまいます。

《酸素がある》
私たち人間同様、酸素がなければカビは生きていけません。

酸素がないところでは私たちも生活できないので、カビの発生条件の中でも、どうしても取り除くことが出来ない条件です。

《適切な温度である》
カビが育ちやすい温度は、私たち人間と同じで25℃～30℃と言われています。

しかし、成長しやすい温度というだけでカビは5℃程度でも繁殖します。
ということは、真冬以外はカビの成長に問題はないということです。

《湿度が高い》
お風呂場やキッチンなどの水回りにカビが発生しやすいというイメージを持っている方が多いということもあり、この条件が一番知っている人が多いかと思います。

カビは湿度が高いほど、繁殖しやすくなります。

湿度60％以上が繁殖に最適と言われており、80％以上は繁殖する早さがかなり上がります。
とくに梅雨や台風の時期はカビが発生しやすくなります。

家の外壁は常に天気などの外的要因に影響を受け、室内に比べて湿度が高くなるので、カビにとっては最適です。

あなたの家の近くに川や海があるときも湿度が上がりやすく湿度を調整する対策が難しくなります。

《長期間放置されている》
上記の4つの条件が揃っていたとしても、掃除や定期的な外壁のメンテナンスによってカビの繁殖は防止することができます。

また、カビはザラザラまたはデコボコしている素材の外壁に発生することが多く、なぜなら外壁にデコボコが多いと窪みに水分が溜まりやすく、カビの発生条件になってしまうからです。

さらに、家の中で北側は、日照時間が短い方角なので、乾燥しづらく湿度も高くなる傾向にあるので、カビが生えやすくなります。

これらの条件が揃った外壁を放置しておくことが、カビにとっては繁殖しやすい最適な環境になってしまうので、定期的なメンテナンスをすることが大切です。

カビの発生は外壁劣化のサイン

現在、あなたの家の外壁にカビが発生しているのならば、外壁が劣化している可能性があります。

外壁に使用されている塗料は、雨や紫外線、汚れや温度・湿度の変化による外壁の劣化原因から家を守る効力があります。

しかし、カビが発生しているということは、その塗料の家を守る力が弱くなり湿気が溜まりやすくなっていたり、もし防カビ効果のある塗料ならば、防カビ機能が落ちているということが考えられます。

カビから外壁を守る力が無くなっているということは、他の機能も失ってきているという証拠でもあるので、外壁塗装などのメンテナンスのタイミングといっても過言ではありません。

外壁に発生したカビの掃除方法

外壁に発生したカビの掃除方法は、2つがあげられます。

それは【自分で掃除をする方法】と【専門業者に依頼する方法】です。

自分で掃除をする方法

外壁に発生したカビを自らの手で掃除するには、一体どんな方法があるのでしょうか。
一緒に見ていきましょう。

ブラシを使って洗浄

外壁塗装用のブラシというものがありますので、カビ専用の洗剤を使用してカビを除去していきます。

しかし、ブラシも洗剤もあなたの家の外壁に合ったものを使用しなければ、逆に外壁を傷めてしまう可能性もあります。

ブラシで擦るにしても、あまり力を入れ過ぎてしまうと塗膜が剥がれてしまうかもしれないので、意外と難しい作業になります。

また、外壁の高い箇所にカビが発生している場合、梯子を使っての作業となり非常に危険です。大怪我をしてしまう事故につながりかねませんのでおすすめしません。

高圧洗浄機で洗浄

もしも高圧洗浄機をお持ちであるのならば、ブラシ等を使用するよりも簡単に確実にカビを除去できることができます。

しかし、外壁の深くまで根を張ってしまっている場合ですと、パッと見た感じはキレイで問題ないように見えても、またすぐに繁殖してくる恐れがありますので、洗剤を合わせて使うことをおすすめします。

高圧洗浄機の圧力が強すぎるとブラシを強く擦りすぎたと同じく塗膜を剥がしてしまうかもしれません。

高圧洗浄機の扱いに慣れていなければ、難しい作業かもしれません。

外壁塗装業者に依頼する

費用が一番かかってしまいますが、外壁塗装業者に依頼することが外壁を傷めずにカビを落とす最適な方法です。

外壁塗装業者は、高圧洗浄機の扱いに慣れており、カビを除去するための知識も豊富です。
外壁をただ洗浄するだけでなく、外壁の状態を確認して把握しながら洗浄をしてくれるので、家の外壁が酷く劣化している場合、その状態に合った的確なアドバイスをしてくれます。

メンテナンスをせずにあまりにも放置をしてしまうと、外壁自体を傷めるような大きな劣化に繋がりかねませんので、信頼できる外壁塗装業者に依頼することも頭の中に選択肢として持っておきましょう。

外壁のカビ発生を防止する方法

家を守るためには、外壁をキレイに保つために対策しておくことが大切でカビに対しても同じです。

カビを繁殖させない防止方法を紹介していきますので、一緒に見ていきましょう。

カビに強い塗料を塗装しよう

外壁塗装で使用する塗料にはたくさんの種類があります。
その中には、防カビ効果のある塗料も数多くあります。

カビに強い塗料で塗装することで外壁をカビから守り、家をキレイに保つことが出来るので覚えておきましょう。

湿気を溜めないようにしておこう

カビが発生する条件の中で一番印象が強いものが湿気です。

湿気が溜まりやすい水回りにカビが発生しやすいことがその証拠です。

ということは、湿気が溜まらないようにすればカビ発生の防止に繋がるということです。
その湿気が外壁に溜まらないようにする方法は2つあります。

まずは、艶あり塗料で外壁を塗装することです。
艶が出る塗料で外壁を塗り替えることで表面がつるつるになります。
艶なし塗料を塗るよりも表面がつるつるになることで水はけがよくなり湿気が溜まりにくくなります。

次は、金属製の外壁にすることです。
最近の家の外壁は、板状の外壁材を貼り付けて作るサイディング外壁、石灰や砂、水を混ぜたものを塗って作るモルタル外壁が一般的です。

そこで100％カビを防止できるわけではありませんが、少しでもカビに対して強くしたい場合は、金属製の外壁であるガルバリウムなどに変更してみるのもひとつかと思います。

メンテナンスを定期的にしよう

カビはとにかく発生したら放置しないことが重要です。
放置すればするほど、根を張り広げてやっかいなことになってしまいます。

ですが、定期的なメンテナンスをすることで、外壁を腐らせたり雨漏りを引き起こしたりするような深刻な事態の防止をすることができます。

家の外壁は、一般的に10年に一度のタイミングで塗装工事をする必要があると言われています。
あまりに放置をし過ぎると劣化が進み、カビの繁殖も進んでいき、簡単には落とすことができません。

簡単に落とせなくなる前に定期的なメンテナンスや防カビ塗料を塗るという対策をしていきましょう。

まとめ：業者に依頼して定期的なメンテナンスがベスト

これまでに記してきた外壁に発生するカビに対すること。
状態や環境によって多少の違いはありますが、一番の対策としては業者に依頼して定期的なメンテナンスをしてもらうことだと思います。

定期的にメンテナンスをして、カビに強く美しい家で素晴らしい日々を過ごすことを願っています。

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