見逃し厳禁！外壁塗装の前に建物内部の結露をチェック！ | 知恵袋のような質問・口コミ投稿サイトなら外壁塗装の知恵ノート

どこでも見ることができる結露。

暖かい空気が冷えると、その空気が接している物体の表面に水滴がつく「結露」が発生します。

普段は目には見えない建物内部で結露が発生していると、知らないうちに構造材が腐ってしまうことがあります。

「何気なく外壁塗装工事を依頼したら、内部結露が発覚して思いもよらない工事費用がかかってしまった」という驚きの事態にならないように、内部結露の原因と危険性について知っていきましょう。

結露ができるメカニズムとは

結露ができるメカニズムとは、内部と外部の気温差が重要になってきます。

空気中には水蒸気が含まれています。
暖かい空気と冷たい空気に含まれている水蒸気の量は違っていて、暖かい空気には多く、冷たい空気には少ししか含まれていません。

気温によって空気中の水蒸気の量が異なってくるのです。

暖かい空気が冷たい空気に変化した場合、暖かい空気にもともと含まれていた水蒸気を冷たい空気になると含んでいることができないのです。

このとき溢れてしまった水蒸気が水滴となり結露として発生するのです。
これが結露発生のメカニズムです。

だから、冬場の暖かい部屋の空気が冷たい窓に触れることで冷やされて、含みきれなくなった水蒸気が水滴として窓に付着するのです。

結露は2パターン存在する

結露には、2パターン存在します。
それは、「表面結露」と「内部結露」です。

上記で説明してきたものが表面結露になります。
私たちが普段多く目にしているものが表面結露で、物体の表面に発生することからそのように呼ばれています。

では、逆に内部結露とはどういったものなのか？
それは、表面結露とは逆でその名の通り目に見えづらい箇所に発生する結露のことを指します。

例えば、壁内、床下、天井裏などに発生する結露です。
この内部結露がとても危険なのです。

内部結露が、住宅に深刻なダメージを与える場合があります。
では、どのような危険があるのか具体的に見ていきましょう。

外壁内の結露が住宅に与えるダメージとは

外壁内部に発生する内部結露のことを壁内結露といいます。

上記でも記載したように基本的には目のつかない箇所で、知らないうちにダメージが進行してしまい対処が遅れてしまう可能性があります。

カビやシミが発生して腐食が進む

湿気が壁内に溜まり、結露として水分が壁内へどんどん吸い込まれていきます。

そして、長い間水分に侵食された断熱材にカビやシミが発生してしまいます。
断熱材から外壁材や構造材へカビや腐食が拡大し、深刻なダメージになってしまいます。

深刻な状態になると、家の中でカビ臭さがわかるようになってきます。

断熱材が劣化して断熱効果がなくなってしまう

カビや腐食により断熱材が劣化してしまい、そのことで部屋が温まりづらくなり、結果的にエアコンやストーブを無駄に使用してしまうことになり光熱費などのコストが余計にかかってしまいます。

あと、水分を含んでしまった劣化した断熱材は取り替えるしかありません。

外壁材や構造材の劣化

内部結露が原因で、外壁材や構造材などが腐食してしまい家全体に悪影響が出てしまうことがあります。

壁内にずっと湿気が溜まっていたり、長い間外壁塗装を行わなかったことにより、発見が遅れてしまうと、そのころには重症化してしまっているかもしれません。

内部結露の原因を知ろう

ここからは、どうして内部結露が発生するのか？
表面結露とは何が異なるのか？

どのようなことが原因で内部結露が発生してしまうのか？詳しく説明していきますので、一緒に見ていきましょう。

内断熱工法が原因によるもの

外壁に断熱材を入れる際、外断熱工法と内断熱工法の2つの方法があります。
最近の主流は、内断熱工法となっています。

この内断熱工法は、外壁材などが断熱材で覆われないので、内部と外部の温度差で結露ができてしまいます。

しかし、絶対ではありません。
隙間なく断熱材を入れることができれば、結露を防止することができます。

ですので、しっかりと腕のある業者に依頼するようにしましょう。

季節による影響

冬は、部屋の暖かい空気が壁内に入り込んできます。
そのまま壁内に入ってきた暖かい空気が外部の冷たい空気によって冷たくなり、壁内で湿気が行き場をなくし結露となり水分が発生してしまいます。

夏は、冬の逆で冷たい空気が部屋内で暖められることにより結露となってしまいます。

内部結露を防ぐためにすべきこと

内部結露の危険性がどのようなものか理解していただけたと思います。
では、実際に紹介した深刻な事態にならないように、どのような対策をすべきなのかを紹介していきたいと思います。

塗料をしっかりと選ぼう

外壁塗装は安いものではありません。
そのため、できるだけ費用を安く済ませたいと考えるのが普通です。

しかし、壁内結露で住宅内部が劣化していると、断熱効果がある塗料を使用しないと意味がない場合があります。

もちろん断熱効果の高い塗料を使用することだけで解決する話ではありませんが、塗装する際は、塗料選びが大切になってきます。

業者に念入りにチェックしてもらおう

この方法以上にベストな防止対策はないと思います。
見えないところの結露だからこそ、業者の力を頼りましょう。

現地調査を行うタイミングで、そのときに壁内結露のことを調べてほしいということをしっかりと伝えておきましょう。

壁内結露での劣化は、発見が早ければ早いほど対処も軽くなります。

外壁内部の工事も考えておこう

外壁塗装で断熱効果のある塗料で対応したとしても、内部に欠陥があればあまり意味がありません。

壁内が、通気層がなく湿気が溜まりっぱなしのような状態になるのであれば、外壁内部の補修工事も考えるべきだと思います。

壁内結露が発生しづらくなる、環境を作れるよう内部工事をすることも大事です。

まとめ：内部結露の危険性と対策は知識と業者

主に内部結露について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか？
壁内に結露が発生するということを知らなかった人も多かったのではと思います。

見えないところに発生して、気づいたときには住宅に大きなダメージを与えている。
かなり危険で怖いですよね。

住宅だけで済めばまだいいですが、結露によりカビが発生すると人体にも悪影響を及ぼす危険性があるので、注意してくださいね。

外壁塗装をするタイミングで必ず業者にチェックしてもらい、もしも発見したのならしっかりとした対策をしてもらいましょう。

安くない買い物です。
完璧に対応してもらい、素敵な生活を送れることを願っています。

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