
雨漏り。
決して目の当たりにしたくない劣化症状のひとつです。
そんな雨漏りの原因のひとつに、ひび割れがあります。
ひび割れを発見したら早急に対応しなければなりません。
では、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、そんなひび割れの原因と対策のポイントを紹介していきたいと思います。
ひび割れを防止したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ひび割れ対策の前に知っておきたいこと
屋根や外壁の塗装には、塗膜によって家を長持ちさせる効果があります。
こうした塗装がされていたとしても、経年劣化や他のさまざまなきっかけでひび割れなど問題が生じて本来の塗装の効果を発揮できない状態に陥ってしまいます。
では、塗装におけるひび割れとはどのような状態なのでしょうか。
ひび割れという言葉で想像できるように、塗膜に裂け目ができている状態です。
このひび割れを放置しておくと、建物にさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。
そのひび割れに対して効果的な対策をおこなうには、ひび割れの種類や影響についての知識を持つことが重要です。
なので、ここからはひび割れの種類や影響について説明していきます。
ひび割れの主な3種類
ひび割れは、大きく分けて3種類あります。
ここからその主な3種類について説明していきたいと思います。
1.チェッキング
チェッキングとは、塗膜のひび割れのひとつですが、下地には割れがなくて、ダメージが少ない状態のことを指します。
2.ヘアークラック
髪の毛のような細いひび割れが発生している状態です。
チェッキングよりは規模が大きいひび割れなのですが、塗膜にとどまっていて下地にはダメージが少ない状態なので、簡単な塗装工事で修復できることが多いです。
3.クラック
クラックは、上記のふたつと違い下地にダメージが生じている状態のことでクラッキングともいいます。
チェッキングやヘアークラックと比べると深刻な状態で、クラックから雨水などが入り込んで雨漏りなどの原因になってしまいます。
クラックが発生してしまうと、下地の補修まで行わなければならない可能性があるので、コストもその分かかってしまうことがあります。
雨漏りの原因であるクラック
下地までひび割れてしまうクラック。
このクラックからホコリや風雨が浸入して雨漏りの原因になってしまう可能性があるのです。
シロアリなどの害虫が入り込んでしまう可能性もあり、放置しておくと後々の処理にかなり時間とお金がかかってしまうかもしれません。
屋根や外壁のクラックは、状態が酷いと外壁そのものを補修しなければならなくなり、コストがかなりかかってしまいます。
ですので、クラックが発生したら早急な対応が重要になってきます。
クラックの補修方法は、欠損しているところに補修材を充填します。
大きなひび割れと小さなひび割れで方法が変わり、大きなひび割れは補修材を充填しやすくするためにUカットという方法で外壁をカットします。
小さなひび割れは、フィラーというひび割れを埋める材料を塗装します。
クラックが発生するとこのように工程が増えるので、工期が長くなり工事費用も多くかかってしまいます。
塗料がひび割れる原因とその対処法
ひび割れは、基本的に塗膜に引っ張る力によって引き起こされる現象です。
では、なぜ引っ張る力が働くのか?
その原因を説明していきますので、認識しておくことで効果的な対応をとることができると思います。
塗膜の厚さによって発生
塗料を厚塗りすると塗料の内部が乾燥して縮む力が強くなり、その力により歪みが生じて塗膜にひび割れが発生してしまいます。
ですので、塗料の厚塗りはひび割れの原因になります。
完全乾燥ができていなくて発生
前工程の塗装がしっかりと乾燥できていないと、ひび割れの原因になってしまいます。
下地となる塗膜の収縮力と上塗りした塗膜の収縮力の違いによってバランスが損なわれてしまうことで発生します。
しっかりと完全乾燥をさせてから次工程に移るようにすることで防止することが可能です。
塗装の寿命によって発生
塗膜が長期にわたって紫外線や酸素や水分などの外的要因によって劣化していくことにより、強度や下地との密着性が下がってしまいひび割れが発生します。
塗料は種類ごとにそれぞれ寿命があり、劣化はどうしても避けられません。
劣化は、耐候性の優れた塗料を上塗りすることで対応できます。
塗装の平均寿命が近づいてきたらメンテナンスを行うようにしてください。
下地と塗り材の相性によって発生
下地と塗り材にも相性があり、下地の塗り材の弾性の違いによっては、ひび割れが発生することがあります。
塗り材と上塗り材の相性も同様で、それぞれ相性の良い組み合わせで塗装するようにしましょう。
ひび割れ対策には弾性塗料
ひび割れ防止には、そもそもひび割れに強い弾性塗料を塗装することがおすすめです。
弾性塗料とは、伸縮性の高い塗料のことです。
防水性を備えていることが多く、多くのところで使用されています。
伸縮性が高いことで、地震などの衝撃でひびが入ってしまうようなときも、伸縮性があることによってひび割れを防止することが可能です。
ひび割れが発生すると雨水が入ってきてしまうので防水面から見ても、弾性塗料は最適です。
ひび割れ再発防止のために優良業者に依頼をしよう
ひび割れ対策として重要なのは、ひび割れが再発しないようにすることです。
そのためには、腕の良い塗装業者に依頼することです。
塗装工事は、足場を組んだりコストも結構かかったりもしてしまいます。
ですので、3社くらいに候補を絞り込み各社に見積もりを依頼して比較しましょう。
その他、金額以外でもひび割れに対しての実績の有無やアフターフォローの有無、対応が丁寧かどうかなどを見るなどをして慎重に選びましょう。
まとめ:ひび割れの原因を知りベストな対策をとろう
外壁や屋根の塗装のひび割れについての基本的な知識をこの記事では紹介させていただきました。
これまでに紹介してきた基本的な知識を駆使しながら、ひび割れに対して対応していくようにしてください。
ひび割れは、程度が軽いうちに適切な対応をすれば最低限の費用な時間で補修ができます。
雨漏りなどの大きな被害にならないように、早め早めの対策を。
そして、信頼できる業者を見つけておくようにしてください。
定期的なメンテナンスを忘れずに。
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