夏の日差しも気づけば、鳴りを潜めてめっきり秋の気配が濃くなってきましたね。
空が高く晴天が多く、温度もそれほど高くなく湿度も低い秋は日常生活が過ごしやすいだけでなく、外壁塗装をおこなうのにもうってつけのシーズンなのです。
しかし、そんなベストシーズンである秋にもひとつ大きな問題が。
それは「台風」です。
秋は、場所によっては台風が何度も直撃してしまう可能性があります。
直撃ではなくても、近くを通過するだけで強烈な風雨に襲われてしまうことでしょう。
外壁塗装中に、そういった台風での風雨に襲われるとどういった影響が出てしまうのか?どういった対応をとってもらえるのか?
これらをここからご説明していきたいと思います。
近いうちにお住まいの外壁塗装を考えていた方、一度この記事を最後まで読んでみてください。
目次
台風の季節でも外壁塗装はできるのか?
周囲を海に囲まれている島国であるわれらが日本。
自然災害が多い国としても知られています。
2016年には、国連大学のチームが調査をおこなった全171か国の中で17番目に自然災害のリスクが高い国として発表されました。
そんな日本を襲う多くの自然災害の中のひとつが台風です。
特に最近の台風は、猛烈な威力を発揮するケースが多く、災害リスクが非常に高いという印象があります。
台風の勢力が強くなっている原因としては、地球温暖化によって日本周域で発生する台風が増え、日本上空を通過しやすい進路をとる機会が多いことがあげられます。
そんな台風のリスクの中で、とてもじゃないけど外壁塗装なんて行えないと不安に思ってしまいますよね。
しかし、逆をいえば秋シーズンの大きなリスクはこの台風だけです。
晴天が続くことも多い秋。
外壁塗装を行うのにピッタリと言っても過言ではありません。
では、どうすれば台風が発生するリスクの中、安心して外壁塗装を行えるのでしょうか?
台風がきたときの不安要素
外壁塗装の予定があるのに、その期間中に台風が直撃しそう。
そうなると、どのようなことが起こりうるのか見ていきましょう。
季節に関係なく業者は稼働します
外壁塗装で、もっとも天候に左右されるのが塗料です。
塗料は、湿気や極端な寒さや暑さに弱く、湿度は85%以上、気温は5度以下では塗装不可としている塗料メーカーが指定しています。
逆にベストなのが、湿度が30~50%で気温が15~25℃と言われています。
外壁塗装の業者からすると、そういった特殊な環境か以外は、1年中問題ありません。
季節によっては湿度が高い日もありますが、1日の中でも差がありますので、85%以下になる時間に塗装や乾燥を行ったりとスケジュールに工夫をしたり、さまざまな対策で対応していきます。
結果、季節によって工期の長さに若干の差が生まれる可能性があります。
台風の場合も同じです。
台風って発生から上陸まで期間がありますよね。
上陸したとしても、猛烈な風雨に晒されるのは2~3日です。
ので、台風の動向を見ながら工程を調整したり、工期をずらしたりと対応できます。
もちろん雨の中に作業はできませんが、天候に応じて対策していきます。
ということは、こういう対応ができない業者は、腕がないと疑ってもいいかもしれません。
もしも外壁塗装中に台風が来たら
秋は外壁塗装を行うのにベストな季節です。
ですので、早めに業者に相談してスケジュールを立てていくことになるでしょう。
相談しているときには、天気の見込はまったくわからないので、実際に施工がスタートする段階になって天気に注意をしだすことになります。
ここからは外壁塗装中に台風が来たときのリスクと対策を確認していきましょう。
契約前に外壁塗装業者に対策を確認しよう
外壁塗装をおこなうとき、2、3社の業者から見積もりをとったりして、依頼する業者を選びます。
その中で、料金が驚くほど安かったり、工事スケジュールに全然余裕がない業者は要注意です。
日本の四季には、それぞれリスクがあります。
ですので、どうしても作業ができないという一日が、どの季節にもあり得るということは覚えておいてください。
まず台風がきて一番問題なのが、スケジュールが延びてしまうことです。
あなたが依頼した業者が優良業者ならば、台風上陸に関してスケジュールが延びてしまう可能性があることを第一に話してくれるはずです。
そのあと、塗装をどうするのか、施主にとって一番不安な住宅に設置されている足場や養生シートの台風対策についても具体的に教えてくれることでしょう。
自然災害でスケジュールが延びてしまった場合、追加料金や割増料金が発生することは一般的にはありません。
不安なときは、契約前に確認して自然災害でスケジュールが延びてしまった場合の料金の確認をしましょう。
足場と養生の具体的な台風対策
外壁塗装工事の中で一番初めに行うのが、足場の設置と養生です。
これらをしないと外壁を洗浄したり、塗料を塗ったりといった、すべての作業ができません。
高圧洗浄時に発生する汚水や塗料が飛び散るのを防止するために、住宅全体を覆うシートを使います。
足場は、職人が作業する場所なので、強度はかなり強く、そんじょそこらの強風ではびくともしないように設計されています。
さらに、台風がくるとわかっていれば事前に点検をして崩れないように対策をします。
台風は、風ももの凄い勢いのため養生シートがバタついてしまったり、飛ばされたりなんかするとひとたび凶器に早変わりしてしまいます。
ので、防止のために足場に括り付けたりして、シートをしっかりと固定するようにします。
台風が猛威をふるっている間は、工事を進めることができないので残念に思うかもしれませんが、やはり何事も安全第一です。
結局台風って大丈夫?乾燥への不安
台風は、基本的に大量の雨が降ります。
雨が降っている間は、もちろん外壁塗装の作業をすることはできません。
さらに、塗膜が完璧に乾燥しなければ次の工程に移れないのです。
午後から雨が降るということで午前中に塗装を済ましてしまっても、乾燥時間を確保できなければ意味がないことになってしまいます。
塗料の性能はしっかりと乾燥させなければ発揮されることはありませんので、完全乾燥は必須です。
台風となれば上記に書いた風などの問題も出てくるので、作業をしないことが無難です。
基本的には、自然災害での作業延長に料金はかかりませんので、安心してください。
不安なのであれば、事前に業者に確認するようにしましょう。
まとめ:台風がきても対策をしっかりして不安解消
家を美しく保ち尚且つ守るために必要な外壁塗装。
10年に1回を目安に行うのが一般的なのですが、決して安いものではありません。
ので、しっかりと施工をしてもらいたいと思うのは当然です。
そんな外壁塗装中に台風がくるなんてことがわかったら不安で仕方がないですよね。
だから、台風がくることが予想をされるのであれば、事前にしっかりと依頼する業者に確認をして、きちんと対応をしてくれる業者を選ぶようにしてください。
優良な業者を選ぶことが一番重要で、しっかりと確認をしておかないと後々料金や施工の部分で納得いかないことが発生し、トラブルのもとになってしまいます。
契約前の事前確認が勝負です。
どんな状況でもしっかりとした工事をしてもらえることを願っています。
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